「羊飼いへの知らせ」ルカ福音書2章8-20節

クリスマスおめでとうございます!
救い主イエスは、私たちの救いのために人として生まれて下さいました。
今日はクリスマス礼拝です。主が人として来られたことを心から喜び、祝いま
しょう!

【羊飼いへの知らせ】

「さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守って
いた。
すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼ら
はひどく恐れた。御使いは彼らに言った。『恐れることはありません。 今、私
はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。』」8-10節

救い主が誕生した! この素晴らしい喜びの知らせは天使によって野宿をする羊
飼いに伝えられました。なぜ羊飼いに?不思議に思います。
聖書には良く登場する羊飼いですが、当時の羊飼いは社会の中で貧しい人たちで
した。
羊とともに野宿し、草を求めて移動する彼らが、社会から認められることはほと
んどありませんでした。

救い主はすべての人の救い主です!社会で認められる人、有能な人、お金持ちだ
けの救い主ではありません。お金のある人もない人も、能力のある人も ない人
も、赤ちゃんからお年寄り、男性も女性も関係なく、すべての人にとって救い主
なのです!

当時人々から認められることが無かった羊飼い、しかし天のお父さん、父なる神
の目には高価で貴い、大切な大切な人に変わりはありません!

キリストの救い、この喜びの知らせはすべての人に与えられたものであり、救わ
れない者、神に見捨てられた者など一人もいないのです!

【恐れることはありません】

羊飼いたちは突然の出来事に、また主の栄光に照らされ、恐れました。
私たちには潜在的に、神を恐れる心があります。それは裁きに対する恐怖です。
神は最後の日に、万物を裁かれます。罪ある者は一人として、その裁きに耐えら
れません。あらゆる隠し事が露わになり、自ら永遠の滅びへと向かって 行くこ
とになるでしょう。

しかし、神は裁きのために天使を送られたのではありませんでした!
神が天使を送られたのは民全体のための喜びの知らせを伝えるためでした。
神は赦しを与えられたのです。救いを与えられたのです。
裁きと罰を恐れることなく、いのちの源である神と和解する道が開かれたのです!
キリストが来られたのは、あなたを裁いたり、罰するためではありません!
あなたを愛するため、あなたの人生を祝福し、本当の意味で豊にするためです。
恐れや心配を捨てて、安心して喜びの知らせを受け取って下さい!

クリスチャンになることに心配や不安を抱える人が少なくありません。
確かに日本で信仰者は少数、旧来の文化と多くの面で異なります。しかし心配し
ないで下さい。神はすべての問題を平和で創造的に解決する知恵と力、 助けを
与えることの出来るお方です。自分で解決する必要はないのです。神が備えて下
さいます。受け取ることです。

【救い主がお生まれになりました】

「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。
この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに 寝てお
られるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」11.12節

「ダビデの町で生まれた」、これは旧約聖書の預言、神の約束が実現したことも
意味しています。神が約束を守って下さる!これはユダヤ人にとって大 きな慰
めと励ましでした。神は必ず約束を守られるお方です。キリストが歴史的な事実
として生まれたこと、それがしるし、証拠です!

天使は生まれた赤ん坊が「救い主」であること、「主キリスト」であると告げま
した。
イエスさまは私たちの救い主として生まれました。
イエスさまは罪から、永遠の滅びから、私たちを完全に救い、解放して下さる方
です。
そしてイエスさまは主キリストです。当時、地中海世界で主と言えばローマ皇帝
を指していました。しかし主キリストは地上の王ではなく、万物の主、 王です。
王は国民を敵の軍隊から守り、国民を導く指導者です。キリストも私たちを敵か
ら守り、私たちの人生を真の幸い、永遠の国へと導いて下さいます。
キリストに導かれる人生、キリストに従う人生はこそ後悔のない、実を結ぶ人生
です。

【天使の賛美】

「すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現われて、神
を賛美して言った。『いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上 に、平
和が、御心にかなう人々にあるように。』」13.14節

この時期、クリスマス・ソングは巷にも流れていますが、クリスマス・ソングを
初めて歌ったのは人間ではなく天使たちでした。熱心に、喜びをもって 賛美す
る天使たちの歌声に羊飼いの恐れは消え去り、ともに神の御子の誕生を喜ぶ気持
ちが湧いてきました。

この天使たちの賛美、これは天使たちの願い、祈りが賛美になっています。
「いと高き所に、栄光が、神にあるように」

地上には争いが満ちています。怒り、憎しみ、不正、貧困、あらゆる苦しみが地
上に満ちています。一方、天使たちが住んでいる神の御国は喜びと、愛 と、平
和が満ちています。何が違いをもたらしているのでしょう。

天使たちは「栄光が神にあるように」と賛美しました。これは神が第一となるよ
うに、神中心に生きるようにと祈っているのです。天国は神が中心、神 が第一
で回っている。
しかし地上は、人間中心、それも人間の欲望を中心に回っている。
自己中心、自分の欲望を第一とする生き方が不幸の一番の原因です。

神の愛を知り、自分中心から神中心の生き方に真の悔い改めが起こるように、天
使たちはいつも私たちのために祈っているのです。

「地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」

平和の始まり、それは神の御心を行う人に訪れます。神の第一の御心、願いは、
人が神と和解することです。人は関係によって初めて人間になります。 そして
人間にとって第一の関係は神との関係です。第一ボタンを掛け違うと、すべての
ボタンがズレるように、神との和解なくして、他の親子関係、人 間関係に平和
が訪れることは難しいでしょう。

イエス・キリストは神が私たちに送られた和解の使者です。
キリストを受け入れる時、神との和解が始まり、あらゆる壊れた関係に癒やしと
回復が始まります。

【さあ、ベツレヘムに行って、見てこよう!】

「御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。
『さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出 来事を
見て来よう。』
そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを
捜し当てた。」15.16節

救いと和解の道は用意されました!あとは羊飼いたちのように、進むだけです!
頭で考えてみても、体験は出来ません。羊飼いもベツレヘムに行って、イエスさ
まの生まれた家畜小屋を自分で探さなければなりませんでした。

「羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神を
あがめ、賛美しながら帰って行った。」20節
救い主と出会った羊飼いたちには心からの礼拝と賛美が湧き上がりました。