「主よ。お話しください。しもべは聞いております。」
聖書箇所:第一サムエル3章

【そのとき、主はサムエルを呼ばれた。(Tサム 3:4)】

神はサムエルを呼ばれました。神はサムエルに特別な計画を持っていました。
サムエルをご自分のことばを伝える預言者、祭司とし、王を任命することを神は
計画されていました。

神は特別な計画を私たち一人ひとりに持っておられます。
そして、神はサムエルを呼ばれたように、私たち一人ひとりに呼びかけておられ
ます。
神の呼びかけを聞き、応答することが大切です!

「わたしを遣わした父が引き寄せられないかぎり、だれもわたしのところに来る
ことはできません。わたしは終わりの日にその人をよみがえらせます。 (ヨハ
6:44)」

私たちがキリストに出会い、救いを得たことも、また教会の礼拝に参加している
ことも、すべて神の呼びかけに、私たちが応答したからです。(今はそ のように
思えなくても、後になって必ず分かるようになります。)
イエスさまが教えておられるように、天の父が引き寄せられないかぎり、だれも
キリストのところに来ることは出来ないのです。

天の父は計画を持ってサムエルを呼ばれたように、皆さん一人ひとりを計画を
持って呼んでおられます。

「神は私たちを世界の基の置かれる前からキリストのうちに選び、御前で聖く、
傷のない者にしようとされました。神は、ただみこころのままに、私た ちをイ
エス・キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めてお
られたのです。(エペ1:4.5)」

神がどのような計画を私たち一人ひとりに持ってもおられるのか。
神が自分のために立てておられる計画をどのように知ることが出来るのでしょう。
サムエルが神の呼びかけを聞いたように、私たちも語りかけておられる神の呼び
かけに信仰をもって応答し、神の声を聞き分ける時、それが徐々に示さ れて来
ます。

まず神はあなたを呼んでおられること、あなたに対する素晴らしい人生の計画を
伝えようとしていることを知って下さい。神の語りかけに期待すること です。



【サムエルはまだ、主を知らず、主のことばもまだ、彼に示されていなかった。
(7節)】

偉大な預言者となるサムエルでも、主なる神がどのようなお方であるのかエリを
通して教えられるまでは、その語りかけをしっかりと聞くことが出来ま せんで
した。

祭司エリを通して、語り掛けておられる方が神であられること、そして律法の書
を通して、神がどのような方であられるのかを知るにつれ、彼はさらに ハッキ
リと神の語り掛けを聞き取ることが出来るようになったと考えられます。

ここに大切な原則があります!

神の語り掛けを正しく聞くには、聖書を通して神ご自身と、そのみことばを知ら
なければならないのです。

この点に不忠実なら、あなたにどんな能力や賜物があったとしても神の栄光を表
す働きは出来ません。却って神の御名を汚す偽キリスト、異端・カルト 宗教を
作る者になるでしょう。
霊的な存在は天の父だけではありません。神に敵対する悪魔・サタンの存在もあ
ります。
さまざまな方法を通して神は語られますが、悪魔・サタンも同じように私たちを
惑わします。私たちは語っておられるのが神の聖霊なのか、悪霊なのか 見極め
なければなりません。

実際にあった話しですが、今から十数年前にバイブル・コード(聖書の暗号)とい
うものが流行しました。それは旧約聖書に等間隔に暗号が隠されてい て、コン
ピューターで検索すると(専用のソフトをインストール)、それと関連のある暗号
が複数浮かび上がり、それがメッセージになるというもので した。たとえば
「大地震」という言葉と、「東京」という言葉をソフトに入力して検索すると○
年○月○日という日付が出てくるというのです。
これを熱心に宣伝するキリスト教の牧師まで登場して、当時私は神学校に通う神
学生でしたが、神学生の中にもバイブル・コードを信じるものが出て来 まし
た。そして8月に東京に大地震が起こると予言し始めたのです。もちろん私は信
じませんでした。結局、その予言は外れました。

聖書の中に暗号が隠されている、特殊な読み方をすると呪文が出てくる、特殊な
祈り方をすると聞かれる。これらは全て悪魔・サタンの嘘です。
神は光の中に住まわれる方で、そのような隠し事は何もされない方です。
神さまのご人格を知らない人、疑う人が、このような嘘に騙されるのです。

何か不思議な現象、ビックリするような神秘的な物事を見聞きしても、それをそ
のまま神さまの啓示だと受け入れてはいけません!必ず聖書の言葉、神 のご人
格というフィルターを通すことです。良く将来を言い当てる占い師がいても、信
じてはいけません。
聖書にはハッキリと占いを禁じているからです。それは神が語る手段ではありま
せん。
聖書のみことばをしっかりと学ぶことは、神のみ声を聞く上では欠かせません。
【お話しください。しもべは聞いております】

「そのうちに主が来られ、そばに立って、これまでと同じように、『サムエル。
サムエル。』と呼ばれた。サムエルは、『お話しください。しもべは聞 いてお
ります。』と申し上げた。」第一サムエル3:10
祈りは自分の願い事を神に一方的に伝えることではありません。
願いは祈りに含まれますが、祈りはもっと幅の広いものです。
祈りは神さまとの人格的な交流、その全てを祈りと呼べます。
祈りを霊的な呼吸と呼ぶ霊的な指導者がいるように、私たちの思い、願いを伝え
るだけでなく、それ以上に、神の御心、神の思いを聞くことなのです。
神の御心は何か、神は何をいま私に語っておられるのか、神に聞くことも祈りな
のです。

人間には口が一つ、耳が二つあるように、語るよりも、多く聞くべきなのです。
私たちはただ願いを伝える祈りだけでなく、もっと多くの時間を神の御心とみこ
とばを聞くために用いたいと思います。

神がどのように私たちに語られるかを分かち合いたいと思います。
神が肉声を持って、直接、私たちの耳に語られることはありません。
耳は音声を聞く器官であります。神は音声を通して語られません。神は私たちの
霊、心の奥深くに語ってくださいます。

@神は聖書の言葉を通して、私たちの霊(心の深い部分)に語られる。

神は聖書を通して今日も、私たち一人ひとりに語っておられます。
毎日、聖書を開いて、読むことを通して、私たちは神の声を聞くのです。
占いのように、自分の求めている答えを探すのではありません。
正しい理性をもって、書かれた背景や、文のつながり、思想をしっかりと読み取
るのです。神のご人格、神の明確な意思、願いを正しく知ることができ ます。

それを通して、自分の問題や、優先順位に対する導きを頂くのです。
これを私たちは、神の声を聞くと呼びます。(肉声で神の声を聞くのではありま
せん)

A預言のことば(牧師、霊的指導者の説教、メッセージ)を通して語られる。

第一コリント14章1節には、「愛を追い求めなさい。また、御霊の賜物、特に預
言することを熱心に求めなさい。」とあります。預言は占いの予言で ありません。
3節以降に書かれているように、「教会(信者のこと)の徳を高め、勧めをなし、
慰めを与えるために…話します。」とあります。つまり預言とは説 教、メッセー
ジのことです。
説教が預言と言えるのは、礼拝の説教は聖書に基づいて語られるからです。
教会の徳を高め、み言葉に従うように勧め、励ましと慰めとなる聖書のことばを
語るのが説教です。いわゆる「お説教」ではありません!

神は聖書から語られるように、正しい説教からも私たちの心に語られます。
主が語ってくださることを期待して、聞くことが大切です。
もちろんコリント書に書いてあるように、吟味することも大切です。
吟味とは、語られた説教が聖書的なのか、それぞれが調べることです。
吟味することを通して、よりみ言葉の真理を深めることができます。
また、もちろん偽牧師、反キリスト、誤った教えから守られます。

そして吟味した上で、本当に聖書の教えに沿った説教なら、その勧めに対して
アーメンと従うのです。それが神の言葉に対する応答であり、聞き従うこ とな
のです。

B自分の霊(心)に聞く。

神のみ声を聞き分けることにおいて、霊(心)の状態は大切な役割を果たします。
私たちは絶えず選択を迫られます。Aか、Bか、絶えず人生の選択を迫られます。
イエス・キリストを救い主として受け入れたなら、神の霊があなたを神殿として
住んでおられます。聖霊はあなたの心に、どちらが神の御心なのか示し てくだ
さいます。
(※神のご人格と聖書を知っていることが前提となる)
祈りの中で、Aを選択することを考えて、心に不安や焦り、迷いが生じるなら、
それは御心ではないか、まだ待つ必要が有ることを示していると考えて 良いで
しょう。
Bを選択することを思う時、平安、喜び、強い確信が湧き上がるなら、御心と考
えて良いかもしれません。これらは絶対的な基準ではありませんが、重 要な判
断基準の一つです。

C一対一の関係、霊的な指導者を通して神の声を聞く。

自分の霊を見張ってくれる霊的指導者である牧師、一対一の弟子作りを導いてく
れる人を通しても神は語ってくださいます。(これももちろん絶対的な 基準で
はありません。吟味することも大切です)

箴 11:14 指導がないことによって民は倒れ、多くの助言者によって救いを得る。
箴 15:22 密議をこらさなければ、計画は破れ、多くの助言者によって、成功する。

D自分の置かれた状況をとおして神の声を聞く。

神は私たちが置かれている状況を通して、私たちに語られます。

私たちに対して語られる神のみ声を期待して聞きましょう。
神は私たちの人生に素晴らしい計画をお持ちです。私たちが神の声に聞き従い、
応答することを通して、その計画は明らかにされ、実現されていくので す。