「聖霊のバプテスマ@」
聖書箇所:使徒の働き2章
【聖霊のバプテスマ=聖霊の時代の始まり】使徒2章1-21節

イエスさまが天に帰られてからも、弟子たちはエルサレムに留まりました。イエ
スさまが言われたように、父なる神の約束、即ち聖霊のバプテスマを 待ってい
たのです。
百二十名の弟子たちが心を合わせて祈っていると、イエスさまが天に帰られてか
ら十日後、ユダヤ人のペンテコステの祭りの日に、約束の聖霊を弟子た ちすべ
てが受けました。
この日、聖霊に満たされた弟子たちによる福音の宣教が始まり、教会が誕生しま
した。
クリスマスはイエスさまの誕生日ですが、ペンテコステは教会の誕生日と言えます。

さて、聖霊のバプテスマとはいったい何でしょう。
まず聖霊ですが、聖霊は神ご自身であり、神の霊です。
私たちは神が唯一であられること、そして唯一の神に父、子、聖霊の三つの位格
があることを信じます。三つの神々ではなく、三つにして唯一の神、三 位一体
の神を信じています。
これは人間的な理解を超えることであり、聖書の啓示によって知ることです。

聖霊は創造主であり、全能の神です。その偉大な神ご自身が聖霊のバプテスマに
よって、弟子たちに臨まれ、新しい人につくり変え、復活の命を与え、 教え導
き、実を結ばせて下さるのです。全能の神ご自身が、信じる者をご自分の神殿と
して住まわれるのです!

約束の聖霊はペンテコステの日に、誰の目にも明らかな形で弟子たち全てに臨ま
れました。このペンテコステの日、人類の救いにおける新しい聖霊の時 代が始
まったのです!

@信じる者、すべてに聖霊が注がれる時代

このペンテコステの日から、福音を伝える主役がイエスさまから弟子たちに変わ
りました。初めは使徒と呼ばれる、イエスさまの直弟子でありました が、それ
だけではありません。
使徒の伝える福音を聞いて信じた者たちも弟子になり、聖霊を受けました。救い
を伝える者は、聖霊を受け、聖霊に満たされた弟子たちに変わったので す。

「これは、預言者ヨエルによって語られた事です。『神は言われる。終わりの日
に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたがたの息子や娘は 預言
し、青年は幻を見、老人は夢を見る。 その日、わたしのしもべにも、はしため
にも、わたしの霊を注ぐ。すると、彼らは預言する。」使徒2章16-18節

旧約聖書の時代には、聖霊は神が選ばれた一部の人に、神の使命を果たすために
一時的に臨まれるものでした。しかしペンテコステの日から、預言者ヨ エルに
よって預言された、イエスを信じるすべての者に聖霊が注がれ、福音を伝える時
代が始まったのです。
今日、イエスを救い主キリストと信じるすべての者に聖霊は住まわれています。
キリストの弟子であるなら、聖霊はその人を神の神殿として住まわれ、救いを伝
える器として整え、導き、力を現されるのです。

聖霊を受けることは私たちの努力や能力ではありません。神の恵みであり、約束
です。

「ですから、私は、あなたがたに次のことを教えておきます。神の御霊によって
語る者はだれも、『イエスはのろわれよ。』と言わず、また、聖霊によ るので
なければ、だれも、『イエスは主です。』と言うことはできません。」第一コリ
ント12章3節

イエスさまを自分の神、自分の主、王と告白して、心の王座にお迎えしているな
ら、その人は救われており、聖霊を確かに受けているのです!

Aすべての国々、民族に救いが訪れる時代

ペンテコステの日、聖霊は炎のような舌の形で現れ、弟子たち一人ひとりの上に
臨まれました。この炎の舌が弟子たちの上に留まると、弟子たちは聖霊 が話さ
せるままに他国のことばで神をほめたたえ、福音を語り始めたのです!

習ったことがない外国語を突然話し始める!この外国語を話す異言の奇跡はこの
箇所以外に記されていません。この時だけの特別な奇跡です。
※賜物としての異言は、習ったことのない外国語を話す異言とは別のものと考え
られます。

炎のような舌、習ったことのない外国語、これらの奇跡なしるしは、弟子たちに
臨まれた聖霊の働きを本質的に表しています。
炎のような舌は、弟子たちの口が聖められ、福音を語る燃える情熱が与えられる
ことを表しています。習ったことのない外国語の異言は、キリストの救 い、福
音がユダヤ人を超えて、異邦人にまで及び、すべての国々、すべての民族に及ぶ
ことを表しています。

これも人類救済の歴史では大転換点でした。世界宗教が誕生したのです!
ほとんど全ての宗教は自分の国、自分の民族の救いしか考えません。
しかし福音は、ペンテコステの日の初めからすべての国々の救い、すべての民族
の救いを目指しているのです。

聖霊の炎が弟子たちの罪深い民族主義をきよめられたのです!
この後、パウロはユダヤ民族にこだわる割礼派の異端と長く戦い続けることにな
りますが。福音はアメリカ人の宗教でも、外国の宗教でもなく、すべて の人の
救いの道なのです!
福音は人種の壁を越え、国々の壁を越え、キリストにあって人々を一つにすのです。


B終わりの時代

預言者ヨエルの預言は「終わりの日に、わたしの霊をすべての人に注ぐ」でした。
聖霊が信じる者全てに臨まれる時代は、世の終わりの時代であることを覚えま
しょう。

信じるものは誰でも、すべてのクリスチャンは聖霊を受けています。
しかし、聖霊に満たされているか?に関しては、残念ながらすべてのクリスチャ
ンが聖霊に満たされているとは言えません。
何故でしょうか。自分が置かれている時代が終わりの時代である認識が足りない
ことも一つの原因ではないかと思われます。

「主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つに
なっている人々に御力をあらわしてくださるのです。U歴代 16:9 」

聖霊が力を表すのは、私たちの人生の目的が神の御心に適う時です。

神の御心は何ですか?福音を伝えること、弟子を作り、神の国に魂を連れ戻すこ
とです。
このことを私たちが第一優先順位とし、自分の賜物を用いて取り組む時、聖霊は
力を与え、命を与え、喜びも、そして仲間も与えて下さるのです。

「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。
そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにま で、わた
しの証人となります。」
使徒の働き1章8節

時は縮まり、世の終わりは更に近づいています!聖霊はペンテコステの日以来、
そのことを警告し続けているにもかかわらず、この世が永遠に続くと勘 違い
し、聖霊は自分を楽しませ、満足させる神の力と勘違いする者、神の国ではなく
自分の国を建てることに熱心な者に聖霊の満たしはありません。

私たちが聖霊に満たされ、聖霊の力と賜物を用いて永遠に悔いの残らない人生を
歩みたいのなら、聖霊の言われることを良く聞くべきです。

今は終わりの時代です。この世に希望を持つのではなく、主イエス・キリストが
もたらす新天新地に希望を置きましょう。一人でも多くの人々をキリス トの御
国に連れ戻し、キリストの弟子としましょう。