「あなたとともにおられる主の救いを見よ!」
第二歴代誌17章から20章
牧師 小林智彦

今週の聖書通読箇所は第二歴代誌13章から24章です。
今日は、ヨシャパテ王の生涯から、彼の信仰について学びたいと思います。

【主はヨシャパテとともにおられた。】

「主はヨシャパテとともにおられた。彼がその先祖ダビデの最初の道に歩んで、バアルに求めず、その父の神に求め、その命令に従って歩み、イスラエルのしわざにならわなかったからである。そこで、主は、王国を彼の手によって確立された。ユダの人々はみなヨシャパテに贈り物をささげた。彼には、富と誉れが豊かに与えられた。」
第二歴代誌17章3から5節

5節に、「王国は彼の手によって確立された」とあります。
レハブアム王の時、イスラエルは北と南に分裂してしまいました。
南のユダ王国はヨシャパテによって、やっと揺るがない王国へと発展したのです。

ユダの人々はヨシャパテ王の統治を喜びました。国民から「富と誉れが豊かに与えられた」のです。ヨシャパテ王は神と人から愛される王でした。

ヨシャパテ王の成功の秘訣は何処にあったのでしょうか。

「主はヨシャパテとともにおられた。(17章3節)」

ヨシャパテの成功は、主が彼とともにおられたから、もたらされたものでした。
全能の神がともにおられるなら、誰がヨシャパテと彼の王国に敵対できるでしょうか。
パウロも「神が私たちの味方なら、だれが私たちに敵対できるでしょう」と言っています。
天と地と、それに満ちる全てのものを造られた創造主なる神がともにおられること、これに勝る祝福はありません。主がともにおられること、これが勝利と成功の土台です。

ヨシャパテ王は先祖ダビデのように、熱心に神を求めました。
ダビデは熱烈に神を愛した信仰の王でした。ダビデが熱烈に神を愛し、そのみ言葉を愛し、熱心に主を賛美し、礼拝したように、ヨシャパテ王も神を愛しました。
神は、神を心から愛する者、神を求める者をを知っておられます。

ヤコブは約束しています「神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいて下さいます。(ヤコブ4:8)」と。

ヨシャパテ王は偶像の神々ではなく、生ける真の神をダビデのように、熱烈に求めました。近づきました。主もヨシャパテを愛し、そして彼とともにおられたのです。

主を熱心に求め、礼拝している皆さんを、主は喜んでおられます!
主は私たちと、ともにいたいと願っています。主は私たちの心の扉を叩くお方です。
私たちが心の戸を主に向けて開くなら、主はいつも私たちの心に入って来られます!
主をいつも心にお迎えして、賛美と感謝を捧げましょう。

ヨシャパテの王国を確立したように、主があなたとともにおられるなら、あなたの人生も揺るがないものになり、神と人々から愛されます。
揺るがない人生の土台、それは主がともにおられることです。主を求めましょう。

【主の恐れが王国に臨んだ】

ヨシャパテ王は、主のみ言葉を教え、分かち合うことにも熱心でした。
ヨシャパテ王は、み言葉を教えることが出来る祭司やレビ人を王国の町々に派遣しました。

「彼らはユダで教えた。すなわち、主の律法の書を携えて行き、ユダのすべての町々を巡回して、民の間で教えた。そこで、主の恐れが、ユダの回りの地のすべての王国に臨んだため、ヨシャパテに戦いをしかける者はだれもなかった。」
第二歴代誌17章9.10節

国中が神の言葉で満たされ、真の神を知る正しい知識によって満たされたのです。
すると、国の雰囲気がガラリと変わってしまったのです。
神の愛に満たされ、神の喜ばれることを行いたいと思う時、私たちも内面から変わります。
ヨシャパテ王が実行した霊的、精神的な改革によって王国の雰囲気が一変したのです。

回りの国々は、ユダ王国が一致して神と王に仕えていることを知って、攻め込むことが出来なくなりました。レハブアム王の時は、国内が分裂していましたから、簡単にエジプトに攻められました。しかし、国民が一丸となって主と王に従う国には手が出せません。

「主の恐れが、ユダの回りの地のすべての王国に臨んだため、ヨシャパテに戦いをしかける者はだれもなかった。(10節」

その結果が12節です。「こうして、ヨシャパテはしだいに並みはずれて強大になり、ユダに城塞や倉庫の町々を築いた。」

神のみ言葉を通し、真の神の正しい知識を得たユダ王国が変えられたように、神のみ言葉は私たちを変えます!神のみ言葉が私たちの霊と心を満たす時、私たちの態度、雰囲気は必ず変化し、回りの人々の人間関係にも必ず変化をもたらします。

主のみ言葉で満たされましょう!

キリストのみ言葉は、私たちの中に、キリストの人格の実、聖霊の実を結ばせます。
「御霊の実は愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です(ガラテヤ5:22.23)」

聖書を通して、神がどれほど私たちを愛して下さっているか?
神の愛を知る時、神の赦しを知る時、神の霊が私たちに愛と赦しを注いで下さいます。
私たちは、神に愛されれば、愛されるほど、神と人を愛せるように変えられていきます。
神に赦されれば、赦されるほど、自分と人を赦せるように変えられるのです。
御霊の実は、全てが愛です!愛は聖書を通して、神と人格的に出会う時に注がれるのです。

ヨシャパテがみ言葉を教えることに熱心だったように、私たちも熱心にみ言葉を学び、み言葉を味わいましょう。また、み言葉の恵を分かち合いましょう。

神の言葉はあなたと、あなたの人間関係に必ず大きな変化を及ぼします。

【祈りと賛美による勝利】

「この後、モアブ人とアモン人、および彼らに合流したアモン人の一部が、ヨシャパテと戦おうとして攻めて来た。」第二歴代誌20章1節

ヨシャパテ王に危機が訪れました。敵の大群がエルサレム間近に迫っていました。
ヨシャパテ王が先ずしたことは、祈りでした。
「ただひたすら主に求め、ユダ全国に断食を布告した(20:3)」とあります。
彼は力強い祈りの人、信仰の人でした。

「私たちの父祖の神、主よ。あなたは天におられる神であり、また、あなたはすべての異邦の王国を支配なさる方ではありませんか。あなたの御手には力があり、勢いがあります。だれも、あなたと対抗してもちこたえうる者はありません。(20:6)」

ヨシャパテ王は自分の信じている神がどのような神であるかを知っていました。
天におられる神であり、全ての国々を支配される神。力と勢いのある神。この神に対抗できる者は何もないことを知っていました。

ヨシャパテの祈りには、神に対する疑いも迷いもありません!
神を知ることは、力強い祈りを生み出します!

「私たちの神よ。あなたはこの地の住民をあなたの民イスラエルの前から追い払い、これをとこしえにあなたの友アブラハムのすえに賜わったのではありませんか。彼らはそこに住み、あなたのため、御名のために、そこに聖所を建てて言いました。『もし、剣、さばき、疫病、ききんなどのわざわいが私たちに襲うようなことがあれば、私たちはこの宮の前、すなわち、あなたの御前に立って――あなたの御名はこの宮にあるからです。――私たちの苦難の中から、あなたに呼ばわります。そのときには、あなたは聞いてお救いくださいます。』」第二歴代誌20章7節から9節

ヨシャパテ王は神が先祖アブラハム、ソロモンと交わした契約、約束をしっかりと覚えていました。神との契約に立って、神に救いを求めているのです。

神は真実な方ですから、自分の語られたことば、自分の結ばれた契約を必ず守られる方です!神がどのようにイスラエルとの契約を守られたか、それは歴史が証明しています。
約二千年間、世界を放浪していたユダヤ人がパレスチナにイスラエルの国を建国した!
これは私たちが実際に見ることの出来る神の契約の成就の一つです。

神はご自分の約束を破ることが出来ない!

このことは、イエス・キリストを通して私たちと結んで下さった新しい契約、恵の契約が如何に確かであるかを証明しているのです。

だれでもイエスを神の一人子、救い主、私たちの罪の身代わりのために十字架に架かり、死んで三日目に復活したことを信じ、受け入れるなら、罪赦され、神の子とされるのです!
この恵の契約も必ず神は守られるのです!

ヨシャパテ王は、神の御性質を覚え、契約を覚え、強い確信から、神に現状を訴えています。そして神に熱心に願い、祈りました。

「私たちの神よ。あなたは彼らをさばいてくださらないのですか。私たちに立ち向かって来たこのおびただしい大軍に当たる力は、私たちにはありません。私たちとしては、どうすればよいかわかりません。ただ、あなたに私たちの目を注ぐのみです。(20:12)」

するとヨシャパテ王の祈りを聞いていた群衆の中の一人が預言をします。

「彼は言った。『ユダのすべての人々とエルサレムの住民およびヨシャパテ王よ。よく聞きなさい。主はあなたがたにこう仰せられます。『あなたがたはこのおびただしい大軍のゆえに恐れてはならない。気落ちしてはならない。この戦いはあなたがたの戦いではなく、神の戦いであるから。あす、彼らのところに攻め下れ。見よ。彼らはツィツの上り道から上って来る。あなたがたはエルエルの荒野の前の谷のはずれで、彼らに会う。
この戦いではあなたがたが戦うのではない。しっかり立って動かずにいよ。あなたがたとともにいる主の救いを見よ。ユダおよびエルサレムよ。恐れてはならない。気落ちしてはならない。あす、彼らに向かって出陣せよ。主はあなたがたとともにいる。』」
第二歴代誌20章15節から17節

このような預言は素晴らしいですね。しかし、預言は神の霊から来ます。
だれでもイエスを信じる者には、約束の聖霊が心の中に住んでいます。

私も何度も経験がありますが、心配の中、祈っていると、すっと心が楽になり、神が祈りを聞いて下さったと確信出来る時が来ます。聖霊様が祈りの答えとして、心に平安を与えて下さったのだと思います。

祈りの素晴らしさの一つは、聖霊様が祈りの答えとして、確信と平安を与えて下さることです。主が、祈りを聞いて下さり、必ず答えを与えて下さる!
祈りはクリスチャンの特権です。イエスさまを通して、私たちの祈りは確実に聞かれているのですから!天のお父様とのホットラインです。

イエスさまは遠慮せずに、いつでも祈りなさい!
いつも天のお父さんと、つながっていなさいと仰っています。

ヨシャパテ王は、この預言の言葉に平安と確信を得て、戦いに臨みます。
彼には確信がありました。「主が戦って下さる!」との強い確信がありました。
だから彼は、兵隊の前に賛美チームを置いたのです。

「それから、彼は民と相談し、主に向かって歌う者たち、聖なる飾り物を着けて賛美する者たちを任命した。彼らが武装した者の前に出て行って、こう歌うためであった。『主に感謝せよ。その恵みはとこしえまで。』彼らが喜びの声、賛美の声をあげ始めたとき、主は伏兵を設けて、ユダに攻めて来たアモン人、モアブ人、セイル山の人々を襲わせたので、彼らは打ち負かされた。」第二歴代誌20章21節から22節

なんと賛美チームが賛美を始めた時、神の軍隊が敵を打ち破りました。
なんとアモン人、モアブ人、エドム人は敵を間違えて、同士討ちを始めたのです。
戦場は混乱に陥り、敵は同士討ちによって、自らを滅ぼしたのでした。

ヨシャパテ王の軍隊は兵隊を一人も失うことなく、主が言われた通り、主の戦いを、主の救いをじっと見ていたのでした。

皆さん、これが主の戦いです。そして、これがあなたの戦いです!

あなたは、キリストにあって誰ですか?あなたはキリストにあって、全能の神の子どもです。神は、ヨシャパテ王のために戦われたように、あなたのためにも戦われます!

ヨシャパテ王が、祈って、戦いを主に委ねたように、あなたも、あなたの戦いを主に委ねましょう!

あなたが苦戦を強いられている戦いは何ですか?
家庭、職場、学校の人間関係ですか?経済的な戦いですか?健康に関することですか?

あなたはイエス・キリストにあって神の子どもとされたのですから、ただ父に願いましょう。主があなたのために戦われます。

「この戦いではあなたがたが戦うのではない。しっかり立って動かずにいよ。あなたがたとともにいる主の救いを見よ。ユダおよびエルサレムよ。恐れてはならない。気落ちしてはならない。あす、彼らに向かって出陣せよ。主はあなたがたとともにいる。」
第二歴代誌20章17節

「あなたとともにいる主の救いを見よ!」自分自身に、そして、あなたのとなりの人に言って下さい。