「羊飼いに訪れた喜び」
ルカ2章8節~20節

【羊飼いに訪れた喜び】

『さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。
 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。
 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。」』
:ルカ2章8節~10節

イエス・キリスト誕生の良き知らせは、野宿で夜番をしていた羊飼いにも知らされました。
この光景はクリスマス劇に良く登場する光景で、ご覧になったことがあるかもしれません。
しかしなぜ、キリストの誕生は野宿で夜番をしていた羊飼いに知らされたのでしょうか?

キリストの誕生を知らされた人々は、決して多くはありませんでした。
まずは当事者であるマリヤとヨセフにキリストが生まれることが告げられました。
このことからクリスマスは、家庭に素晴らしい喜びを与えるものであることが分かりますキリストを受け入れることは、家庭に喜びをもたらします!
キリストは皆さんの家庭に和解と癒し、平安と希望、一致をもたらします!
家族がそろってキリストの誕生を祝えることは何よりも幸せであり、喜びであります

次にキリストの誕生を示された人々は、東方の博士たちでした。
彼らはディアスポラと呼ばれる、離散したユダヤ人と考えられます。
彼らは旧約聖書の預言から長い間、救い主の誕生を心から待ち望んでいる人たちでした。
クリスマスは神を待ち望む者、神の救いを待ち望む者に慰めと喜びを与えるものです!
なぜなら神に期待する者、神に希望を置く者は失望させられることが無いからです。

それでは羊飼いに知らされたキリスト誕生の知らせには何の意味があるのでしょうか?
なぜ神は天使を遣わして、キリスト誕生の良い知らせを羊飼いに伝えたのでしょうか?
聖書に登場する偉大な人物の何人かは、羊飼いでした。アブラハム、モーセ、ダビデも。
しかし、羊飼いそのものは決して社会的な地位が高い仕事ではありませんでした。
決して恥ずかしい仕事ではありませんでしたが、地位や名誉などとは無関係の仕事でした。
そして羊飼いが羊の所有者とは限りません。日雇いのように夜番だけを頼まれたのかもしれません。彼らは寂しく夜を羊たちとともに過ごすしか糧を得る手段の無い人たちでした。
この世の中では地位も名誉も財産もなくても、またこの世において何の希望も無い人でも、神の目からは高価で貴い人たちです。神は心から羊飼いを愛していました!
この人たちにもキリスト誕生の良い知らせを伝えてあげたい!これが父の心です。

クリスマスは嬉しく、楽しい時です。しかしそう思えない人たちも沢山います。
家庭のない人たち。伴侶に先立たれた人。愛する人を失った人たち。心傷ついた人たち。
アメリカの統計では、クリスマス・シーズンが最も自殺する人が多いそうです。
みんなが楽しそうに、嬉しそうにしている時ほど寂しさは辛く感じるものです。
しかし父なる神は、その様な人にこそクリスマスの喜びを伝えたいと願っているのです。

神は御使いを夜番の羊飼いに遣わしたように、心傷ついた者、孤独な者にこそ喜びを伝えたいのです!世では得られない、本当の喜びをその人に伝えたいと神は願っているのです。
今、孤独の中を歩んでいる方がいるのなら、クリスマスの良き知らせはあなたのために語られていることを知ってください。父なる神はあなたを心から愛しておられます。

【あなたのための救い主】

「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」
:ルカ福音書2章11・12節

クリスマスはイエス・キリストが誕生した日であります。
イエス・キリストは私たちにとってどのようなお方でしょうか?
天使はイエス様について羊飼いたちに、この様に紹介しています。
「あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。」
「これが、あなたがたのためのしるしです。」イエス様はどの様なお方ですか?

1)先ずイエス様はあなたのための救い主です!
イエス・キリストは求める者に確かな救いを与えることのお出来になる方です。

救いとは一体なんでしょうか?救いとは罪と罪のもたらす滅びからの救いです!
聖書が一貫して私たちに教えていること、それは私たちに罪があることです。

誰もが幸せを求めて、日々汗を流し苦労して生きている。しかし苦労と心配、やっと築き上げた家庭も喧嘩に不和が絶えない。やがては誰もが死を迎える。
何で人間生きているのか?苦しむために生まれてきたのか?これが罪です。

罪の元々の意味は「的はずれ」、「狂った尺度」であります。
罪は私たちから生きる目的、生きる意味を見えなくさせます
罪は本当の愛を見失わせ、自己中心の欲望が愛のように勘違いさせます
罪は私たちの価値観を狂わせます
家族よりも地位や名誉、財産の方が価値あるような嘘を信じさせます
すべての結果として、罪は人を滅びの穴に投げ込みます。誰も死からは逃れられません

しかしキリストの救いは私たちに正しい的を示し、正しい尺度価値観を与えます
私たちはキリストを通して人生の意味、目的、無条件の神の愛を知ります
キリストとともに歩むことを通して、愛と喜び希望と平安を体験します。

キリストはそのキリストの言葉である聖書を通して、正しい価値観、正しい優先順位を私たちに教えてくれます。

キリストの十字架私たちが過去犯してきた罪、将来犯すであろうすべての罪に赦しを与えます!また十字架の血潮は、私たちの心を洗い清め、罪からの解放を与えます。

キリストは十字架の死で終わっただけではありません!三日目に復活し、死に恐れおののく私たちに希望を与えてくれました!それは希望で終わることなく確かな約束です。

これがキリストを通してあなた方に与えられる救いです!
キリストはこの救いをあなたに与えるために、誕生されたのです。

2)次に「これが、あなたがたのためのしるしです」とあります。何のしるしでしょうか?キリストの誕生は、私たちへの何のしるしなのでしょうか?

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」
:ヨハネ3章16節

神があなたを愛しておられる、その愛のしるしとしてキリストは生まれたのです!
神の愛は口先だけではなく、命がけの愛です!血を流し、痛みを伴う愛です。
ヨハネ3章16節の言葉に、皆さんの名前を入れて読んでみて下さい。
この愛が本物である!そのしるしとして、血判として御子の血が塗られているのです。

あなたは神がその命さえも惜しまずに愛された、高価で貴い存在なのだ!
この愛に気付かず、誰一人罪の中に留まって欲しくない!
あなたのために生まれた、神の子を見なさい!そして十字架を見上げなさい!
それがあなたへの愛のしるし、そして救いと解放、新しい命のしるしなのです。

【羊飼いたちの応答】

『御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」』
:ルカ2章15節

ここで皆さんにチャレンジしたいと思います。
ぜひ、羊飼いの応答に倣(なら)っていただきたいと思います!

キリストの誕生を知り、キリストの生まれた意味を知ってもそれを受け取らなくては意味がありません!

カステラのパッケージを見て、「ワアー凄い!高級食材を使っている。おいしそー!」と思っても、実際にパッケージを開いてカステラを食べなければ意味がありません。
クリスマスの喜ばしい知らせを聞いても、聞くだけで終わっていたら喜びは半分です。

「さあベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」

キリストはあなたのために救い主として生まれました。キリストの救いを受けて下さい。キリストの救いを受けることは、何も難しいことはありません!
ただ、心の扉を開いて、「神さま、救い主なるイエス様を受け取ります。ありがとう!」これだけで良いのです!これだけで、救いは完成するのです!あなたは救われるのです。

本当かな?食べないで考えていても決して分かりません。
カステラを眺めるだけで、口に入れなければ本当のおいしさは決して分かりませんね。
ベツレヘムに見に行った羊飼いはどうなったでしょうか?
「羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。」:ルカ2章20節

心にキリストを受け入れるだけで、聖書が約束しているすべてのことが本当であると皆さんの生涯がそれを証明することになるのです。私もその証人の一人です。
皆さんも、キリストの救い、そしてその喜びを体験し、味わう者となって下さ い。
今年のクリスマスはキリストの誕生を眺めるだけでなく、心の中で体験するクリスマスとなるように、主の御名により祝福します!